I’m yours

秘密の主従関係の日々。海外在住、Domination & Submissionの契約を恋人兼ご主人様と結んでいます。 初めての主従関係の日々と私の日常などを赤裸々に、綴っていけたらなと思います。

私の飼い主



私と彼は、どちらも、気の強い方です。
基本的に、”自分”というものを持っているし、頑固なタイプだとお互い自覚もあります。


そんな私が彼の奴隷、ペットのような扱いをされて悦ぶ事なんて誰も想像できないだろうなって思います。


ご主人様というよりは、飼い主に近しいのかもしれません。


先日彼は、私の名前が入ったご飯入れをプレゼントしてくれて、久しぶりに、犬のように、躾られ、ご飯をもらい、お水を小さなボールからいただきました。


たまに彼が、嚙み砕いたもの、口に含んだコーヒーやお水なども、くれるのですが、それがどんなものよりも、愛おしく美味しく感じてしまうんです。


自分に、そういう性癖があるのは、中学二年生の時に、初めての彼女から、口移しのチョコレートケーキを貰った時に興奮を憶えて以来、何となくわかってはいたのですが、誰でもいいわけではなくて、むしろ普段は、他人の唾液なんて汚いと思うし、唾を吐く人なんて嫌悪するようなタイプで、何より好きな人に軽蔑されたくないな、という考えから自分のこの性癖の事は、彼と出会うまで、絶対言えないタブーでした。


でも、どんな私の性癖にも、軽蔑することもなくお互い楽しめているので、本当に何かの運命でもあるのだろうかと思ってしまいます。


因みに、彼は与えるのは好きですが、他人に貰う事には嫌悪感を抱くそうで、私は、自分の唾液や、口移しに何も興奮しませんし、むしろ苦手です。


こうして、私達は、お互いが好きな事、嫌いな事、色んな事を隠さずしっかり伝えることで、色んな事を、”嫌われないかな?嫌じゃないかな?無理させてないかな?”などの不安を持つ事なく、楽しむことができます。


それも、彼が、いつでも、私を尊敬してくれて、愛してくれて向き合ってくれるから。


彼は、私をペットだから、奴隷だから、モノとして下に見る事は決してありません。


私も、そんな彼に見合うように、自分ももっと素敵なパートナーとしていられるようにと、日々頑張っていけるんですよね。


そんな私の扱い方も、しっかり心得ている彼は、普段から、きちんと言い付けを守ったりそれ以上に、何か褒められることをしたときなどには、小さなご褒美をくれます。


それは、エッチなご褒美だけではなくて、色んな形でいただいてるんです。


彼を素敵な人だなって思う理由は、いつも私に対して、愛情表現をしっかりしてくれる事。


プレゼント1つにしても、お菓子が500円くらいだとしても、移動型のお店なので毎回仕事帰りに探して買ってきてくれたり、お花を買ってきてくれて、自分の休みには夕食を作ってくれたり、手紙をくれます。

ある時は、私よりずっと大きなクマのぬいぐるみが、お風呂を出ると置いてありました。

そのお風呂も、彼が入浴剤やバブルバス、色々準備してくれるんです。


「ベラは、今日も良い子にしてたからね。しっかり休んでリラックスして。またご奉仕頑張るんだよ」



飴と鞭の使い方が上手だなって感心しちゃいますもん。


どんなに眠くても、朝5時半に起きる事も、真夜中から、何かお願いされる事も、休みなく忙しい時も、彼の為にもっとしたいって思えるんですよね。



そんな彼とは、デートの最中でも、色々な言い付けを守らないといけません、基本的なことで言えば、外では、彼がドアを開けるのをきちんと待たないといけません。
彼と出かける時は、常にそうなんですが、最初は、つい自分で開けてしまって「あ、しまった」と、なる事が多く彼に呆れられる事も、ありましたが、最近はやっと慣れてきました。


レストランでも、彼が私の座る位置を決めて、イスを引いてくれるか、手で合図をくれます。


セクシャルな事以外も、時間、行動、全ての管理をされているため、もしかしたら束縛が激しいと思われる方もいるかもしれませんが、そうではなく彼は、私の為に考えて門限などを決めて、睡眠をしっかりとり、メンタル管理や健康管理などもしています。


お互いまだ未熟なので、常に話し合いなどのやり取りをしてよりよくしていこうとしているので、たまに問題もありますが、とても上手くいっていると思います。



飼い主といっても、金銭的な面では、自立しているので、そこは彼が管理することはなく、それぞれお互いでしています。


私の飼い主様は、とても、厳しい一面もありますが、とても愛情深く優しくて、悪戯好きで、きっといつまでも、私を魅了してくれるんだと思います。